企業理念の「ある会社」と「ない会社」の差

コミュニケーションとコンプライアンスの両面から人と組織の無限の可能性を引き出すビジネスコーチ&社会保険労務士の光武哲郎です。

 

『企業理念のある会社とない会社の利益の比較』

 

先日、とある文献の中に上記のような一節を見つけました。

 

「企業理念」というと、人によっては漠然としていてい難しいもの、抽象的で実態のないもの、さらには綺麗ごとや絵に描いた餅と認識している方も少なからずいます。

 

実際にお金を生むのはその企業の商品やサービスですし、理念それ自体が収益を直接的に生むことはありません。

 

しかしその文献を読み進めていくと、次のようなことが書いてありました。

 

以下、引用します。

 

『アメリカ企業のうち企業理念のある会社は、11年間で売上を平均で682%伸ばしたのに対し、理念のない企業では、売上の伸び率は166%でした。純利益では、理念のある企業は756%伸ばしましたが、理念のない企業ではわずか1%の増益しかありませんでした(ハーバード・ビジネススクールのコッター教授の研究)』(新将命著『信じる力』東洋経済新報社)

 

無論、調査期間の経営環境や社会状況にもよるので、これだけで即、理念がある会社の方が利益がでる、と言い切ることはできませんが、企業理念がいかに利益に影響しているかわかる研究事例のひとつではあるように思います。

 

光武社労士事務所 (mitsutake-srcoach.com)