「言霊」はいまや死語?

日経新聞コラム「春秋」に、頻繁に使われる外国語由来の言葉が紹介されており、最後が「アカウンタビリティ(説明責任)」でした。疑問に思い電子辞書『ジーニアス英和辞典』で検索すると、たしかにそう出ています。しかし私はこの言葉の意味は「結果に責任を負う」ということだと理解しています。最近はテレビの芸人コメンテーターが「もっとわかるように説明してもらいたい」などとエラソーに言っていますが、私に言わせればそんなことはどーでもいい、責任者は説明の巧拙よりも、結果を出す責任を負っているはずです。

 説明責任と言えば、安倍前首相のころから、「○○(大臣)に指示をしておきました」というフレーズが増えてきましたね。その表情やしれっとした口説から感じられる、自分が指示した結果についての責任感の欠如! そして説明の中に「・・・・カナと思って(考えて)います」という言い方、つまり「カナ」というクッション言葉(?)の多用も気に障ります。

 どうも最近、自分の不満を周りにぶちまけて気晴らしするという悪癖が出てきたようで。以降厳重に注意しますカナ?

 追申:こんな駄文を書いていて、ふと、ボヤキ漫才の人生幸朗の決め台詞「責任者出てこい!」を懐かしく思いだし、ユーチューブで見ました。ついでにコントレオナルド!中曽根首相宅を訪問するバージョン。 素晴らしい芸人さんでしたね。