コミュニケーションとコンプライアンスの両面から人と組織の無限の可能性を引き出すビジネスコーチ&社会保険労務士の光武哲郎です。
—長時間労働やパワハラを差し置いて、従業員のメンタル不調の原因として一番多いのが
「職場の人間関係」
これは、法人向けに医療相談のサービスを行っているファーストコールという会社が、産業医のドクター500人にアンケートをした結果です。
*産業医とは従業員の健康管理について、専門的な立場から指導や助言を行なう役割を果たす存在で、常時50人以上の労働者を使用する事業場においては、事業者は産業医を選任しなければなりません。(労働安全衛生法第13条、労働安全衛生法施行令5条)
さらにこのアンケートでは、「職場の人間関係」の中でも最もメンタル不調に影響を及ぼすのが「上司との人間関係」であるとの結果も出ています。
こういったデータからもわかるように、やはり人材活用においては「何をどうやるか」の組織内共有も重要ですが、同じくらいに「誰とどうやるか」の共有も非常に重要。
もちろん、会社は人の集まりですので、ウマが合う人同士もいれば、合わない人同士もいます。そういった中、合う合わないに関係なく、仕事の成果や目標に向かって協働していかないと、その先にいるお客様への価値提供が最大化できません。
であれば、どうやればウマが合わない人とでも(ウマが合わないなりに)上手にやっていけるか、ここを社内で共有しておいても損はないですよね。
しかし、残念ながら「何をどうやるか」を入社後の研修で手取り足取り教えている会社は多いものの、もう一方の「誰とどうやるか」についてのトレーニングは少ないのが事実。
弊社では「誰とどうやるか」をさらに進めて「誰とどうやれば上手くやっていけるか」について、現場ですぐに活用できるノウハウをご提供しています。
せっかくコストを掛けて採用した人材をすぐに流出させてしまわないために-